-部屋の広さ パート2- 塀は内壁 編

前回、部屋の広さは形や視線の広がりにより変化する話をしましたが、『asahiluyu hair(あさひるゆう 美容室)』は住宅ではないものの外を取り込むことで広がりを感じるようにしています。

帯が建物をぐるぐる回っている外観です。一般的に、建物と塀はわけて考えることが多いですが、このお店ではそれも含めてすべて建物のようにしました。お店自体はコンパクトですが塀が回ることで大きな建物にみえますね。おかげさまでとても特徴的な外観になりました。

上から見ると建物の周りを塀が回っているのがわかります。このように外壁のような塀を連続させると中庭のような場所ができ外まで含めて自分の居場所と認識します。

塀までリビングという感覚になるので広がりは相当なものですね。今回はFIXのガラスをいれましたが、掃き出し窓をいれて全開放すれば一体的に使用することもできます。

外まで視線が伸びて塀でストップ。住宅であればここまでがリビングです。店舗の場合、内部が全く見えないと入りずらいことや防犯性の問題もあるので、若干塀を低くしましたが、もう少し高くすればプライベート性の高いリビングになりますね。

窓にカーテンがかかりそこまでをリビングとするのと、窓から飛び出し外までを含めてリビングとするのでは、同じ広さであればどちらが広く感じるかは一目瞭然ですよね!

極端ですが、塀は外構ではなく部屋の壁。そんな風に考えると自動的に外までを含めることになるので広がりを感じる空間になると思いますよ。

ちなみに、このガラスは内部の用途によって徐々に高さを変えています。待合スペースは開放的に、カットスペースは外からあまり見られたくないので顔や頭がほどよく隠れるぐらい、そしてシャンプー台は見られたくないのでもっとも低いガラスです。

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