『展望台の家』住宅の新提案です!

お盆休みも終わりまして、今日からぼちぼちお仕事を再開しているインデコ事務所です。休み前に提案させていただきました住宅を載せていきますね。

敷地は宇都宮の市街地で約30坪、周りは中程度のビルが多くたっていますが、東側と南側に道路があり開放感があるというなんともリッチな敷地です。

ここで考えたのはこの開放性を最大限活かしつつ、ビルや、道路からのプライバシーを守れるリビングです。
まず2階にリビングを配置してある程度の視線を遮りつつ、南側と東側にある道路と連続し繋がっていくような扇形のリビングにして、広がりと開放感を高めました。ただ、普通にリビングを配置してしまうと、周辺のビルから見下ろされているような気分になってしまうので、外とリビングの間に屋根付きのインナーテラスを挟み込んで、広がりと同時に安心感、くつろぎ感を高めています。

扇形のリビングにインナーテラスをつけて開放感を持たせながらプライバシーのあるリビングをつくれたのはいいのですが、コンパクトな敷地に建つ箱型の総二階建てにしてしまうと、周りのビル群から見下ろされとても申し訳なさそうな存在になってしまったので、コンパクトな形状でもビル群に負けない存在感を持たせられないかと考えたところ、古墳や石垣などを思いつきました。

どちらもそんなに高さがないわりには存在感がものすごいですよね。四角形ではなく台形のような形がどっしりとした重厚感のある印象を生んでいるのだと思います。そこで2階の大きさを調整しながら東側と南側の開放的な面に向けて壁に角度をつけてみました。
基本的な建物の壁はまっすぐですが、斜めの壁がはいることで、重々しい異質な存在になりました。高さは抑えつつも周辺の建物にも負けない存在感ですね!

同じ住宅でも住宅街にたつものとはまた違った感覚が必要で楽しくもありとても悩まされた敷地でした。提案はとても気に入っていただけたのであとは実現に向けて頑張るだけです!

また進みましたら載せていきますねー お楽しみに!

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