『適材適所の家』設計提案!

「予算があまりないのですが。。。可能であればご相談をしたいです。」

そんなところから始まった夫婦2人の新築計画です。費用を聞いてみると
1000万円強でした。ハウスメーカーや工務店でも見積もりをしたが工事費が高く
難しかった、とのこと。
普通の家をつくろうとすると、当然普通にお金がかかるので難しい金額ですが、
お施主さんがある程度の割り切りの気持ちをもち、それを楽しいと思えるので
あれば可能性はあるかもしれないと考えた私は、茨城県に打ち合わせにいきま
した。

・広さはもとめていない、収納も最低限でOK
・公園のように好きな場所でご飯を食べたり、のんびりくつろぎたい
・大きなワンちゃんがいるので遊ばせるスペースができたら嬉しい
・家の中にいても外、四季を感じられる住まい
・予算

理想の住まいをとても楽しそうに話すご夫婦に私も楽しくなり、要望を満たす
住まいを提案してみたいと思いました。(予算はおいといて 笑)

そして考えたのが26坪ぐらいの大きな屋根のかかる13坪の住まいです。
外側を雨や風に強い材料で包み、その中に木の箱を作るという考え方で、ビニール
ハウスの中に木の小屋をつくるイメージです。

この基本的な考え方は、打ち合わせが終わり茨城県から栃木県に帰る途中にビニー
ルハウスがたくさんあって思いつきました 笑

雨にも風にも火にも強くてデザイン性もいい、そして性能もいい。そんなオール
マイティの素材は高そうですよね。なので外部は雨や風だけに強い金属の材料で
守り、その中を加工がしやすく比較的安価、そして温もりあふれる木でつくるこ
とで、まさに適材適所を生かすことでコストを抑えて建築できるのではないかと
考えました。

さらに屋根の下は半屋外の場所となり家の中からプライバシーに配慮された庭を
眺めることができます。
家の四方にフェンスを取り付けているので大型犬でもぐるぐる回れるドッグラン
完備です!もちろん防犯的にもGOODですね。ロフトもできました。

外と広がりを感じてもらうため、箱の一部を凹ませて室内の間に半外部が差し込
まれるようにしています。天気のいいときは窓を開けて外と中を一体的に使うこ
とができますね。フェンスがあることで開けっぱなしでも安心してゆっくりと眠
ることができます。

外と中を縫うように窓を配置することで外にいるような開放感のある室内になり
ます。公園のように外を感じながら好きな場所でくつろぎのんびりできる住まい
を提案しました!

また進みましたら載せていきますね!!!お楽しみに!

その他の最新たてものコラム

物件ごとの工事の流れ