③『だんだんぐるぐるの家』外壁の仕上げです!

だんだんの高低差とぐるぐる回れる道路のある楽しい敷地に、家族3人で住む26坪の平屋の住まいを設計しました。

その敷地形状を家の中にも取り込み、見下ろしたり見上げたり、視線が抜けたり閉じたり開放的な場所やこもれ
る場所など、色の違うさまざまな居場所を提案しています。基本的に家はリビングでくつろぐか部屋にこもる。
その2択しかありませんが、声や存在は感じるけど見えない、など、グレーな距離感がとても大切だと思いま
す。完全に離れるのではなく少しだけ離れるとか、少しだけくっつきたい時ってありますよね!?

人の気持ちってパチンと線引きできるものではないので、住まいにもそれを受け入れる余白みたいなものがある
といいのではないでしょうか。

今回は外壁の工事です。継ぎ目のない吹き付けの仕上げを採用しました。
最初にお会いしたときからフラットなこのイメージを持っていましたが、過去をさかのぼってみると
なんだか違和感が。。。お気づきの方もいるかもしれませんが、グレーから茶色に変わりました。笑
フラットなグレーの外壁で、というところから始まった住まいづくり、まさかそのグレーが茶色にな
るとは想定外でしたね 笑

ただ、過去に白からグレーに変わった方もいますので、私の事務所では今やあるあるかもしれませんが・・・

いずれにしても足場が外れて「あーよかった。」と言ってもらえるのが一番です!

玄関にも枠が取り付きいよいよ雰囲気がでてきました。ここに木製の格子引き戸がついて完成です。
木製の玄関ドアって温かくてほわっとした気持ちになるので、家について最初に向かい合う素材としては
とてもいいのではないでしょうか。
扉を開けるとシチューの匂いがして、パパおかえりーーって。
そんな偏見だらけのイメージを持っています 笑

というわけで、温かみのある玄関引き戸に乞うご期待です!

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