床の家-リノベーション-

ポイント
1. 昼間でも薄暗いLDKにどのように光を取り込むか
2.超ローコストをどのように実現するか

築40年の木造住宅のリノベーションです。

床の高さを変えることで光を取り込むことを考えました。2階にある6帖×2室の床をそれぞれ半分の3帖にし、
一つは中2階まで、そしてもう一つの床は1階の小上がりまでおろし吹き抜け空間としました。高さに差がうまれ
ることで2階からそして床の隙間からサンサンと光が降り注ぎます。風の抜けも感じるようになりました。

3帖の寝る部屋に3帖のスタディーコーナー、そんな考え方です。リビングにいるか6帖の部屋にこもるか、
ではなく、何をしているかはわからないまでも、そこにいる。そんなグレーの距離感が大切だと思っています。
リビング→スタディーコーナー →個室。この流れを床に差をつけてそれぞれの場所をつくりました。

さらに開放感をアップさせるため、各部屋の仕切りは腰壁として大きなワンルーム空間としました。声は聞こ
えるけど視線的なプライバシーは守られている、そんな距離感です。

室内の床・壁・天井は既存をそのままに残しながら塗り替えるところはすべてDIYによる漆喰塗り。
この白い壁もDIYによる漆喰塗りです。大工さんには床の高さを変えることと、断熱性能を向上させるための
サッシをペアガラスに入れ替えるということのみをお願いすることで、超ローコストのリノベーションを実現
しました。あ、お風呂とトイレ、洗面所も入れ替えていますのでそこも職人さんにお願いしてます。笑

栃木県宇都宮市のリノベーション事例『床の家』

敷地面積 :-
1階床面積 :57.96㎡(17.56坪)
2階床面積 :28.56㎡(8.65坪)
合計床面積 :86.52㎡(26.21坪)
建築面積 :57.96㎡(17.56坪)
家族構成 :3人
構造 :木造
価格 :500万円

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