縁側の家

ポイント
縁側
1. 縁側はカーテンで閉ざされた住宅分譲地に対し開きご近所さんとお話をする憩いの場になります。
2. 縁側と格子の建具が生活のプライバシーを守り防犯性を高めます。
3. 縁側を室内の一部として使用したり季節や気分により生活の幅、楽しさを広げます。
4. 縁側にある乳白の屋根が夏の直射日光を遮り柔らかな光を室内に導きます。

可動収納
・ 構造、デザイン、間仕切りを兼ねた可動収納はコストを抑えつつ生活の自由度を高めます。

可動間仕切り
・トラス構造が障子間仕切りの溝を兼ねているため2畳、4.5畳、6畳、8.5畳と部屋のサイズを変えられます。

ローコスト
・分離発注方式を採用することで坪単価50万円の家を実現しました。

60代の夫婦が住む終の住処を設計するにあたり、足腰が弱くなったりベッドでの生活が多くなった時にでも自由で快適な生活が送れるよう、昔から馴染みのある縁側、障子の可動間仕切り、可動収納を用いた住まいを考えた。

『乳白屋根の縁側』は、急な雨から洗濯物を守る、外からの視線を遮る、ご近所さんとおしゃべりする、直射日光を遮り柔らかな光を室内に導く、これらを可能とし、

『障子の可動間仕切り』は、お互いの存在を適度に確認できるとともに、広い個室、リビングが必要な時でも広さを容易に変更することができるようにしている。

『可動収納』は、水まわりと部屋とを繋ぐ役割をしており扉の位置を変更することで収納場所とトイレなどの水まわりへのアクセス箇所を変更することができる。

縁側、可動間仕切り、障子など昔から馴染みのある要素、素材を用いて、これから起こり得る変化にも柔軟に対応できる住まいを実現できた。

宇都宮の注文住宅「縁側の家」設計詳細

敷地面積 :205㎡(62坪)
1階床面積 :100㎡(30.3坪)※縁側含む
建物面積 :100㎡(30.3坪)※縁側含む
家族構成 :2人
構造 :木造平屋

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